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引っ越し前の品物整理のご依頼で伺いました
優雅に羽ばたく鶴の姿が表現された作品や、たくましい猪(イノシシ)の姿が写実的に表現された「桂光春」の彫金額の他、輪島塗の漆額や銅器の壺、鉄瓶、根付や印籠などを買取らせて頂きました。
晴天の空の下、品物の積み込み時には汗ばむ陽気となりましたが、穏やかな天候で助かりました。
運び出しまでお手伝い頂き、ありがとうございました。
なお、下記に作者の経歴を記載させて頂きます。
【桂光春】
1871年 東京葛飾で旧幕臣の桂信行の次男として生れる
1882年 彫金家「豊川光長」の門に入り彫金技術を学ぶ
1894年 明治天皇銀婚式に際し、東京市より献上の御物を師光長と共に謹作
1895年 東京彫工会展で受賞
1897年 15年間の修業を終え、師のもとを離れて独立
1910年 英国皇帝戴冠式に際し、皇室より献上の純銀製金象嵌大花盛器に鳳凰の図を謹作
1914年 日本美術協会、東京牌工会、日本金工協会の審査員及び鑑査主任を委嘱される
1924年 巴里万国博に政府の依頼で掛額元祿踊の図並びに游鯉の図を出品
1929年 帝国美術院推薦となる
1930年 ベルギー、リエージュ万国産業博に飾皿を出品大賞牌を受賞
1933年 シカゴ万国博に銀製宝石箱を出品・受賞
1963年 8月31日に東京都葛飾区の自宅で死去、享年91才
以上、略歴引用