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絵画のコレクションの整理のご依頼でお伺いしました。
「別府貫一郎」の遠くに山を望む海沿いの光景が描かれた油絵や、「村岡大洋」の夕日が沈む海岸の風景が描かれた油絵などをお譲り頂きました。
両作品とも、何処となく郷愁を覚える情緒豊かな作品だと思います。
なお、別府貫一郎(べっぷ かんいちろう)は佐賀県出身の画家で、明治33年6月19日生まれ、川端画学校に学びました。その後、大正15年に春陽会展で春陽会賞。昭和4~8年はイタリアに滞在して風景を多く描き、帰国後には国画会展の招待出品としてイタリア風景10点が選ばれ、会員に推薦されました。また、戦後・朝鮮戦争の当時の昭和26~28年には日本美術会委員長を務めましたが、平成4年7月13日に92歳でお亡くなりになりました。
その他にも油絵や版画を数点お譲り頂きました。
ありがとうございました。